「過ぎ去った過去は、過去に過ぎません。過去は、より良い選択をするための参考資料として、活用できればそれで充分です」
「否定的な思考が浮かんできたり、自分も知らないうちに過去にこだわってしまったら、あなたの脳のことを思い浮かべてください。そして、『私は今、自分の脳に何をしているのだろう?』と自分に聞いてみてください」
李承憲氏が、過去の失敗やつらい経験に縛られずに、
どう生きていけばよいのかを説明しています。
人は誰でも失敗を経験します。
人によっては、過去のつらい記憶にいつまでもさいなまれてしまうことがあります。
過去の記憶はあなたが解釈したとおりに脳に保存されます。
「おかげで学ぶことができた」とあなたがとらえると、
脳はその通りに記憶の貯蔵室に保存します。
李承憲氏の説明の通り、否定的な記憶が頭に浮かんできたときは、
自分の脳に今何をしているのか考えてみましょう。
脳トレーニングの基本は、自分が脳の主人となって情報を管理することです。
一指李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『脳波振動』 講談社、2009年発行、62ページより引用