人は誰しも、夢や希望を抱いてこの世に生まれてきます。
成長するにつれて、不安にさいなまれる時期を一度は迎えますが、
誰でも経験することで、意識しすぎる必要はありません。
ただ最近は、強い不安にさいなまれ、
「自分はダメかもしれない」といった不安を抱える人も目立つかもしれません。
しかし、特別な人だけがこれからの時代を生き抜いていけるわけではありません。
特別な能力や知識を持っていない、一般の私たちでも、じゅうぶんに
これからの時代を生き抜いていけるのです。
その手掛かりを、李承憲氏が教えてくれています。
「誰でも悟ることができる。ただ、選べばいいのだ。悟りは、あなたに大きな自己犠牲を強要したりしない。
自分の大いなる魂に頼れば、悟りと現実の両方を得ることができる」
悟りとは、私たちの中にある知恵を取り戻すことでもあります。
本来の自分を取り戻すだけでよいのです。
李承憲氏は、悟ることで進むべき道の手掛かりを得られると
教えてくれているのです。
一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学』 ビジネス社出版、2006年発行、170ページより引用