私益だけではなく、公益を考えると脳は活性化します

夢や希望を叶えるために頑張ることはとても素晴らしいことです。
大切なことは、自分の夢だけでなく、
私たち全体の利益についても、忘れずに考えることです。
脳を活性化し、その能力を引き出す意味でも、
全体のためになることを考えることは、成功哲学の一環でもあるのです。

そのことについて、李承憲氏がわかりやすく説明しています。

「欲望、支配、競争、所有、私益といったものは、感情の声です。
それはあなたに人より早く、多くのものを所有するよう要求します。
 その要求に従うと、人間にとってもっとも大切な調和やバランスが崩れてしまいます。
バランスが崩れてしまったために、私たちの身体や心が不健康になっているのです。
 社会も同じです。平和で、安定した社会にするためには、まず感情の声を
小さくしなければなりません」

李承憲氏の言葉通り、公益を求めることで、脳の眠っている能力を目覚めさせることができ、
平和で安定した社会をつくり出す原動力になります。
私益だけではなく、公益を求めることは、
自分にとっても、社会にとっても共通する成功哲学ということができます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、102ページより引用

情報を上手に処理することが、幸せや成功へのカギとなります

現代は、人類の歴史の中でも類をみないほど、通信・伝達の手段が発達している時代です。
それは氾濫する情報に右往左往する人が増えているということでもあります。
しかし、情報を適切に見極めれば
誰でも情報を活用して幸せや成功を手に入れていくことができます。

李承憲氏が、情報を処理し、判断することの大切さをこう説明しています。

「情報のすべてが信頼に足るもの、価値のあるものなのか、といえば決してそうではない。信じるに値すると証明された情報もあれば、そうでない情報もたくさんある。時には、正しいと思っていた情報が間違っていたと判明されることもある。みんなが同意する情報もあり、特定のグループでのみ通用する情報もある」

李承憲氏が強調していることは、あふれる情報に振りまわされずに、
情報を使いこなすのはあくまでも自分であることを悟り
たくさんの情報を上手に処理し、判断することが大切であるということです。
情報を上手に処理・判断をすることを学びましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、2006年発行、94ページより引用

身体を頻繁に動かすことで、脳をうまく使うことができます

人生には、苦難や障害がつきものです。
しかし、それを乗り越えることで、自分の夢や希望を叶えることができます。
そのために、ポジティブに生きることが成功哲学として求められます。
脳と体の関係を意識することで、
常にポジティブな態度を持ち続けられるようになります。

李承憲氏が、脳と身体について、このようなヒントを教えてくれています。

「身体と脳は、生涯のパートナーとして、終身契約を交わした間柄です。
互いの関係が、いかに緊密で協力的かによって、到達するレベルが変わってきます。
互いがスムーズに通じ合えば、生産性や創造性が高まり、どんな分野でも
卓越した業績を残すことができるのです」

李承憲氏の教えは、脳だけを使おうとするのではなく、
身体も満遍なく使うことが求められるということ、
普段から身体を楽しみながら動かすように心がけることが、
成功哲学につながっていきます。
運動をする機会がない人でも、たとえばウォーキングのような続けやすい方法で、
楽しみながら身体を動かす機会を設けましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、
63ページより引用

怒りや悲しみを傍観できるようになりましょう

生きていれば、誰しも悲しみや怒りを感じる場面にぶつかります。
しかし、否定的な感情を長くひきずらないようにコントロールできるようになれば、
悲しみや怒りを感じることがあっても、すぐさま払いのけることができます。
感情を客観視する方法を身につけることが、誰にとっても共通の成功哲学です。
それは誰でも身につけることができます。

そのことについて李承憲氏が次のように説明しています。

「人生を決める要因は、外部環境ではなく、あなたがどのように脳を使うかにあります。
あなたの内面に、憎悪や恨みといったエネルギーが詰め込まれているのなら、
いずれそのエネルギーは、それにふさわしい現実を創造するでしょう。
本当に自分の望む人生を創造したければ、まず脳の中に潜んでいる否定的な情報を
払い落す必要があります。それは脳の主になる道でもあります」

李承憲氏の説明の通り、脳の主になって、否定的な感情を払拭できるようになれば、
人生を成功に導くことができるようになります。
脳の主になることが成功哲学でもあるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、
2009年発行、43ページより引用

私たち全体の夢を考えることで、脳が活性化します

脳が活発に働くことは、どんな目的を成功させたいときにも欠かせません。
脳の機能を最大限に引き出すことは、究極の成功哲学だと考えることもできます。

脳を活性化させるためには、自分の夢についてばかり考えるのではなく、
私たち全体のための夢について考えることです。
大きな夢のことを考え、追い求めることで、脳は活性化して元気になるのです。

李承憲氏が脳の活性化について説明しています。

「自分の利益のためだけの目標であれば、あなたの脳は一部の能力しか発揮できないはずです。利己的な願望は、エネルギーの波動を弱めます。同じ成功でも、どんな形の成功なのか、何のための成功なのかによって、あなたに流れ込む宇宙のエネルギーはバケツ一杯ほどの量になったり、海のように巨大で限りないものになったりするのです」

李承憲氏の説明の通り、
私たち全体の夢や利益を考えることで、脳に大きなエネルギーが流れ込みます。
私たち全体のための成功を目指すことで、脳は存分に能力を発揮できるのです。
それは私たち全体にとって、共通の成功哲学でもあります。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、101ページより引用