人類愛・地球愛を実践するために

人類はかつてないほどグローバルな時代を迎えています。
人類はお互いに愛し合うことができるし、
自分たちの生命を育んでくれる地球を愛することもできます。

人間愛、地球愛を頭で理解するだけでなく、
母なる地球を感じ、交流するときに気づきがあります。
地球と交流するための最初の方法は、母なる地球の身体を感じとることです。
私たちは母なる地球の身体である自然を通して、地球の存在を感じとることができます。

これからの人類は、気づきを共有することが大切です。
気づいたことを自分の胸にしまっておくのではなく、
多くの人びとに伝えていくことが大切です。
気づきを人類全体で共有することで、人類を愛し、地球を愛することにつながります。

李承憲氏が、教えてくれています。

「母なる地球の愛に気づいて、単なる気づきで終わるのではなく、
その気づきを多くの人びとに伝える者こそ、
この時代に本当に必要な人材です」

李承憲氏はとてもわかりやすく説明してくれています。
地球愛に気づいたら、その気づきをお互いに伝え合いましょう。
それによって、人類愛・地球愛を実践することができます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 
三五館出版、2011年発行、138ページより引用

協力して地球を愛し、美しい世の中を創造しましょう

現代世界に生きる私たちは、これまでの時代とは異なり、
地球規模でひとつになって、平和で美しい世界を実現する機会を与えられています。

長い間、人類は国家や民族、あるいは宗教といった単位に分断され、
ごく一部の人間だけが悟りを開いたり何らかの覚醒をしたりして、
限られた人間だけが統率者となっていた時代もありましたが、
現代はまったく違います。これからは、私たちのひとりひとりが
悟りを得て平和で美しい世界を新しく築いていくことができます。

李承憲氏が、端的にそのことを説明してくれています。

「私は悟りが常識となる世の中を思い描いています。そんな世の中は不可能でしょうか? 私たちが望めば、そんな世の中を創造できると私は信じています」

「美しい世の中を創造したいと私は思います。自分の生まれた地球を愛しています。自分の生命の根っこが地球であることを知っているからです」

李承憲氏の言葉の通り、私たち人類全体がひとつになって、
地球を愛し、平和で美しい世界を創造していくことが大切です。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、163ページより引用

地球を身体と心で感じとりましょう

これまでの人類は、歴史の中で国家・民族・宗教等の間で
争いを繰り返してきました。
今も争いが消えているわけではありません。
しかし、誰にでも平和を求める心はあるはずです。

平和を実現するために私たちに必要なのは、地球という共通の価値に気づくことです。
これからの人類は、
私たち人類がひとつであることや、
私たちのルーツが地球にあることに気づき、
地球を身体と心で感じとることが大切なのです。

李承憲氏がこのようにまとめてくれました。

「私たちには魂がうち震えるほどの気づきが必要です。体験を通じて細胞の一つひとつに刻印され、忘れようにも忘れようがない、そういう気づきが必要です。そうしてこそはじめて脳が変わり、その気づきは人生そのものになり、この地球は変わるのです」

李承憲氏が教えてくれているように、私たち人類は強烈な気づきを得ることで、
自分を変え、地球を変えて行けるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
34ページより引用

地球が母なる生命体であることに気づきましょう

地球に住んでいる私たち人類は、地球の一部でもあります。
地球について、もっと掘り下げて知らなくてはならないのですが、
ただ地球のことを科学的に捉えて研究するだけではわかりません。
地球がひとつの偉大な生命体であることに気づき、
地球と心を通わせるようにしたいものです。

李承憲氏がわかりやすく説明してくれています

「人間に魂があるように地球にも地球の魂、地球の心があります。あらゆる生命体を生み育む生命の根源、生命の母と同じ心、それが地球の心であり天地の心です」

李承憲氏は、地球が母なる生命体であることを、私たち人類のひとりひとりが気づき、
そして地球のエネルギーの素晴らしさを肌で感じとることを推奨しています。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
61ページより引用

地球のために、全人類のために平和の祈りを捧げましょう

人類は、今転換期を迎えています。

人類の歴史の中で、これほど人々の往来が活発になった時代もありませんし、
これほど人々のコミュニケーションが盛んになった時代もありません。
これは、人類がこれまでとは全く違う、平和をもたらせるチャンスです。
全人類の平和の祈りを実現することが可能な時代になっているのです。

これまでの人類は、所属する国家・民族・宗教のような単位の中だけで生き、
その単位の外にいる人間と争ってきました。
李承憲氏がその事実をこう説明しています

「これまで人類は、個人や家庭、国家や民族、宗教などに最高の価値を置き、それらのために祈り、働いてきました。
しかし、地球のために祈り、働く人は多くありませんでした。それゆえ人類の平和は、単なる願望と祈りの対象にしかならず、現実的な力を持つことはできませんでした」

これからの時代は、地球のために、そして全人類のために
平和の祈りを捧げることが大切なのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
46ページより引用

母なる地球の愛に気づきましょう

私たち人類は、常に人類愛や地球愛を実践していくことが大切です。

頭で理解しているだけの段階にとどまってしまうと、
実践はおぼつかなくなりますから、
母なる地球を感じて、その魂と交流していけば、
母なる地球の愛に気づき、自分もその一部であることに気づきますし、
愛と平和のために生きて行こうと、心の底から思うことができます。

李承憲氏がそのことを説明してくれています。

「『天と地と自分は一つなのだ!』
『自分は自然なるままに存在する永遠なる生命なのだ!』
母なる地球と一つになった人は上記のような気づきを得て、
私たちの魂がこのような事実を自覚するとき、ようやく心の安定と平和を得るのです」

李承憲氏の言葉に従って母なる地球と一体になれば、
自分も永遠の生命の一部であることに気づき、
人類愛・地球愛の実践につながることでしょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
138ページより引用

母なる地球のもとで、互いに歩み寄りましょう

現在の地球は、人々の交流がとても活発になりました。
技術の発達のおかげで、地球はこの1世紀でとても狭くなりました。

日本にいても、さまざまな国の人を見かけます。
地球の裏側から訪れる人々も少なくありません。

それでもまだ、いがみ合っている国々がありますし、
民族や人種間の対立も存在します。
しかし、それも私たちの歩み寄りで、止めることができるでしょう。

セドナ瞑想を通じて、李承憲氏は確信を得ています。

「母のような大いなる愛で全人類を温かく包みこめる存在、
すべての国家と民族と宗教を抱擁できる存在こそがまさに「母なる地球」なのです」

「母なる地球は」今苦しんでいるかもしれませんが、
それも永遠のものではありません。
いつか私たち人類が互いに心を通わすことで、
「母なる地球」は私たち人類を包みこんでくれるのです。

李承憲氏がセドナ瞑想を通じて得ている言葉は、
私たちがこれから生きて行く上でヒントを与えてくれます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
64ページより引用

地球的規模で、平和の祈りを実践しましょう

人類の歴史は長い間、闘争の連続でした。

それでも最近は事情がものすごく変わりました。
かつては憎み合っていた国家の間でも、
交流を求める動きが広がっていますし、
現代は人類の歴史の中では、かつてないほど
地球的規模で強調する意識が高まっている時代になっています。

私たちはこれから、地球的規模で団結して、ともに平和の祈りをささげ、
平和の恒久的な実現のために、協力し合っていくことが望ましいでしょう。

李承憲氏の言葉にもあります。

「全人類がささいな制約を乗り越えられますように
そして私たち全人類は一つであり
みな地球に生まれて地球に住むものであり
インド人や韓国人やアメリカ人である前に
すべて地球の人間であることを悟ることができますように」

李承憲氏の言葉の通り、ひとりひとりが協力して、
団体や国の垣根を超えて平和の祈りを実践し、
人類愛・地球愛を広めていきましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 :『悟りの哲学』 ビジネス社出版、年発行、182ページより引用

花や石ころとの一体感を取り戻すために

せわしない日常を送っていると、目の前の雑事にばかり気を取られてしまう、と思う。
もともとは、生きていて何かの目的を持っていたはずだと思う。
誰でもそうだったんだと思う。

でも、忙しいから、つい目の前の雑事に気を取られてしまう。
目的は? 忙しいから、それが終わったら取り組むことにする。
でも、目の前の用件が何かひとつ終わったら、どうなる? 
終わったばかりの用件に関係して、また違う用件があったことに気づいて、
またそれが終わったら、大事な目的に取り組むことにする。
それがやっと終わったら? また何か―。

そんな繰り返しの中で、やっと思った。何か忘れてないかと。
鳥の声を聴いてもただの声だとしか思わなくなっていた。
でも、ただの声ではない。鳥が生きている、生命に満ちている証だと。

鳥の声を鳥の声としか感じなくなっていた自分に、やっと気づいて愕然とする。
目と耳を開けば、周りにある花や石ころとの関係にも気がつくのだと。

「生命を感じとれる感覚が甦れば、つま先に引っかかる石ころさえ愛らしく、
乾いた地面に転がる木の葉の一枚とてぞんざいにできません」

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『セドナの夢』 87ページより引用

「地球愛」という言葉の真意

私は地球という星で暮らしています。あなたもそうです。私たちは地球人です。いま、声に出して言ってみてください。
「私は地球人だ」

どんなお気持ちですか?
”自分の故郷“を思うときの気持ちと同じように”自分の星“という気持ちになりましたか?この短い宣言の中に含まれた無限の愛と誇りと責任感が感じとれましたか?

多くの人は「地球を愛している」と言います。しかし、地球を愛しているという言葉の本当の意味は何でしょうか?

家族や国を愛することが単に自分の家や国土を愛するという意味ではないように、地球を愛しているということは単に地球環境を保護すると言う意味ではありません。

地球を愛することは、地球を一つの共同体と認識し、私たちが家族の一員として家庭を守り、良識ある市民としてその役割を果たすように、地球人として誇りを感じ、地球共同体に対する自分の責任と役割を全うし、そのことに生きがいと幸せを感じることを意味します。

私たちは互いに対立し競争するために地球にやってきたのではありません。平和な地球村をつくるためにやってきたのです。地球問題を解決する主体は地球そのものでも月でもなく、太陽でもなく、他の生物種でもありません。

人間が問題をこしらえた主体ですから、問題を解決する主体も、まさに私たちなのです。人間を愛し地球を愛する覚醒した地球人、地球人であると自己認識した人間だけが、その役割を果たせます。
「私は地球人だ」という自覚を持った人は、これまで自分のアイデンディティを形成してきた民族、宗教、思想、文化の限界を乗り越えることができます。地球という中心位置から見れば、そのすべては人為的で一時的な区分であることが分かるので、そうした区分がつくりだす対立と葛藤を乗り越えられるのです。

そのときようやく私たちは、こちらとあちら、天と地、精神と物質、神と人間など、二元的に分離された世界の中で、分裂した状態で存在するしかない欠片としてではなく、両極に分かれて対立する世界に水のごとく滲みこんで調和を導きだす創造的な主体となります。
「地球の平和を成し遂げられる地球上の唯一の主体は人間しかおらず、自分はすなわちその主人公だ」とする、地球の保護者であり治癒者としての使命を自覚した人になれるのです。

一指李承憲(イルチ・イ スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、39ページより引用