「哲学とは、脳への質問だ」~李承憲氏の脳哲学

李承憲氏は「すべての哲学は、質問から出発する」と言います。

心とは何か?

人間は自由になれるのか?

万物の本質は何か?

このような問いかけが、哲学のスタートです。古代以来、偉大な哲学者たちはこうした質問について、思索を重ねてきました。そのおかげで、人類はより深い人文精神を育むことができました。

李承憲氏の著書『脳哲学』によると、哲学にとって大事なのは質問であり、結論はそれほど重要ではありません。哲学には、数学や物理学のように明確な答えがないからです。

私たちの脳は、質問を問いかけると、いつでも反応してくれます。ある疑問が脳にインプットされた瞬間、脳は答えを探し求めてフル稼働します。その疑問が自分の人生にとって重要であればあるほど、脳は必死に答えを探そうとします。

私たちの人生は、答えのないことばかりです。それでも人間は必死に答えを見つけようとしてきました。その結果、素晴らしい創造性が発揮されました。人類史における偉業はすべて、だれかの脳にクエスチョンマークが浮かんだ瞬間から始まったのだと、李承憲氏は指摘します。

人間の脳は、毎日、大量の脳細胞が死滅します。しかし、私たちの脳にはもともと、一生かかっても使いきれないほどの脳細胞があります。探究心や好奇心を抱き、脳に絶え間なく質問していれば、脳はいつまでも元気でいられます。李承憲氏の「脳哲学」とはこのような脳の特質を理解して、真理を追究するプロセスなのです。

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創造が恐怖に打ち勝つ~李承憲氏の哲学

世界的な脳教育者、李承憲氏によると、現代人はいつも競争心と消費欲を駆り立てられています。その背景にあるのは、「恐怖心」です。李承憲氏の著書『脳哲学』から、恐怖心に振り回されない哲学のあり方を考えてみましょう。

李承憲氏によると、現代人は「自分だけ取り残されたくない」といった恐怖心によって、あくなき競争、そして、あくなき消費へと突き動かされています。

恐れは、人間が生存するうえで欠かせない本能の一つですが、恐れのなかには、根拠のないものもあります。脳の扁桃体(へんとうたい)には、不安や恐怖についての古い記憶が深く刻まれており、私たちの行動をいつも縛っているからです。

世の中にあふれる情報を無造作に脳にインプットしていると、脳は恐怖のシグナルを発し続け、人間はその恐怖にがんじがらめになります。

李承憲氏は、恐怖から解放されるためには、創造性を発揮することが大事だといいます。脳には本来、「創造」という根本的な機能が備わっており、「創造的な活動」をしているとき、脳は最も喜びを感じ、恐怖を打ち消すことができます。「創造的な活動」とは、自らの価値に気づき、そして、その価値をさらに高めていくことです。

李承憲氏の哲学によると、私たちは、恐怖を乗り越えて創造性を発揮したとき、真の幸せをつかむことができます。一人ひとりが創造性を発揮し、自分の価値に気づけば、世の中は活気にあふれ、宗教などに頼ることなく、平和を実現することができるのです。

(一指 李承憲氏の著書『脳哲学』より)

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李承憲氏の「人生に響く哲学」とは

世界的な脳教育者、李承憲氏は「ひとりひとりの人生に響く哲学」の大切さを説いています。李承憲氏の著書『脳哲学』より、現代社会に求められている哲学のあり方を考えてみましょう。

古代の哲学者たちは、哲学の世界だけにとどまらず、政治や数学、科学など幅広い分野で活躍しました。古代ギリシャのソクラテスは、哲学・数学・自然学・論理学・政治学などの多岐にわたる研究を行い、「万学の祖」と呼ばれました。哲学は、あらゆる学問、そして、実社会とも深く結びついていたのです。

しかし、現代社会において、哲学は学術の世界、いわゆる「象牙の塔」の中に閉じ込められがちです。哲学が私たちの人生や社会と切り離され、政治も経済も教育においても哲学が軽視されているのです。

今、世界には知識と情報が洪水ようにあふれかえり、人類はかつてないほど物質的に豊かな時代を迎えています。しかし、それにもかかわらず、一人ひとりの人生の基盤はぜい弱で、絶え間ない競争の中で消耗し、混乱しています。

そんな現代社会において、必要なのは、一人ひとりの人生に響いてくる哲学だと、李承憲氏は言います。何を選択すべきか、誰を信じるべきか。そして、私は誰で、どう生きるべきなのか・・・。そんな問いに答えてくれる哲学が求められているのです。

李承憲氏は、「まずは自らの脳を使わければならない」と言います。そして、答えが見つかるまで、脳を使い続けることが、哲学のあるべき姿なのです。

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地球との交流法③「母なる地球の心と愛を感じとる」~李承憲著『セドナの夢』より

母なる地球と交流できる3番目の方法は、母なる地球の心、その愛を感じることです。母なる地球の心を最も簡単に感じとる方法は、その名を呼んでみることです。切々と母なる地球の名を呼べば、だれであれ、そのエネルギーを愛を感じとれます。

祈るように静かに繰り返し「マゴ」と言いながら深く没頭すると、いつしか「マゴ」は「お母さん」という言葉に置き換えられます。われ知らず、私たちは「お母さん・・・お母さん・・・・・」と呼んで、小さな子どもが見失った母親を探すように切ない気持ちで母なる地球を求めはじめます。

お母さん、母さん、地球母さん・・・・・。
切に母なる地球を呼べば、地球は私たちの気持ちを感じとります。その切実さが私たちの心を開いて魂を浄化し、母なる地球の嘆かわしい気持ちを伝えてくれます。母なる地球にとって全人類はわが子なのです。母なる地球は、私たちが自分のことを愛する以上に、もっと私たちを愛しています。

母なる地球の心と愛を感じとるとき、私たちの胸はその愛により満たされて堂々とし、聖なる偉大さに包まれます。大いなる静けさと平和の中で、涙によって浄化され、ようやく楽になれるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『セドナの夢』(三五館刊)より

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地球を意識することで、真の平和を実現できる~李承憲氏の地球哲学

世界的な脳教育者、李承憲氏は、地球人としての哲学の大切さを説いています。地球は、すべての価値観の土台になるべきものだと、李承憲氏は語ります。著書『息する平和学』より、李承憲氏の“地球哲学”を紹介します。

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世界には、さまざまな価値観を持った人がいます。宗教や民族、国家によって、価値観は異なります。その価値観の違いが、戦争などの悲劇をもたらしてきました。価値観の違いを乗り越えて、人類の平和を実現するには、共通の土台となるような哲学が必要になります。それは、普遍的な「絶対的価値」ともいえるものです。

李承憲氏が考える絶対的価値。それは、宗教や思想、あるいは国家ではありません。もちろんお金や物質でもありません。それは、「地球」です。

「地球は、単なる土の塊ではない」と李承憲氏は言います。地球は、私たちの生命の根元です。地球がなかったら、人類も存在しません。私たちを生み、そして、育てるのは、地球なのです。

地球という存在はあまりにも大きすぎて、私たちが日常のなかで意識することはありません。それは、魚がふだん海を意識しないのと同じです。魚は、目の前のえさだけが自分の生命の根源だと思い込み、えさを奪い合うことに集中しています。しかし、魚が存在しているのは、海があって、水があるからです。

人間にとっての地球も同様です。私たちが信じる宗教や思想、そして私たちが所属する国家や民族も、地球なしでは存在しえません。地球こそが、絶対的な価値なのです。みんなが地球を意識することで、真の平和を実現できる—。それが、李承憲氏の地球人哲学の基本です。

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地球との交流法②「体の中にエネルギーを入れる」~李承憲著『セドナの夢』より


母なる地球と交流するための2番目の方法は、そのエネルギーを感じとることです。地球の大気中にはエネルギーが充満しています。気を通じて、私たちは母なる地球のエネルギーを直に身体で感じることができます。

両手を上のほうに持ちあげてみてください。手に感じとれるのは何でしょうか。空気に触れることができるはずです。まさに、この空気の中に母なる地球の息づかいがあるのです。目を瞑って、手をゆっくり動かして空気の流れがどんなふうに変わるのか、感じとってみてください。

手を通じて母なる地球のエネルギーが顔のほうに、そして身体中に伝わります。私たちのまわりを漂う温かなエネルギーの中に母なる地球がいます。私たちは母なる地球の胸に抱かれているのです。母なる地球の息づかいと愛が感じられます。私たちの魂は気に乗って、厚い身体の壁を突き破り出てきて、地球の魂と一つになります。

母なる地球のエネルギーは私たちの身体と心を浄化し、不安定なエネルギーを調和させ、私たちの身体に活力と生命力があふれるようにしてくれることでしょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『セドナの夢』(三五館刊)より

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成功する脳って?脳教育と若き成功者の「共通点」

若くして成功をつかんだ4人の若者の習慣や考え方を調べたところ、脳教育をしっかり学んだ人と共通点が多いことがわかりました。

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このほど、ビジネスや学術などの分野で成功した韓国の青年4人について、脳科学の観点から分析を行いました。

その結果、この4人には「自分が好きなことしている」「自分の意思で選んだ道を進んでいる」という共通点があることが分かりました。さらに、4人はいずれも、強い目的意識を持っていて、自分の仕事に前向きに取り組んでいました。ふだん自分の仕事に没頭するあまり、周囲には「仕事中毒」と見られがちですが、本人は疲労とストレスは感じていないという特徴もありました。

もう一つ、成功者4人に共通していたのは、自分を肯定する姿勢です。若いうちから大きな夢に向かって挑戦をしてきた4人は、周りから「無謀だ」と言われたこともあったといいます。しかし、固定観念にはとらわれず、自分を信じ、貫き通したことで、成功をつかんだのです。

4人のこうした特徴は、脳教育が目指すものと一致しています。

脳教育では、自分が選択した道を歩むことを重視しています。好きな仕事に集中すると、疲れを感じにくくなり、脳がおのずと神経細胞ネットワークを増やしていくからです。脳のネットワークが強化されれば、脳の潜在能力が最大限に引き出されていきます。

脳教育では、自らの夢とビジョンを信じ、そのビジョンのために脳を活用することを学びます。若きリーダーたちは、脳教育を受けなくても、こうした脳の活用方法を自然に身につけることができたのです。

なぜ今「脳哲学」なのか・・・李承憲氏

世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏が、自らの30年間の研究成果をまとめた著書『脳哲学』。その前書きの要約を紹介します。

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これまでの人類の進化をけん引してきたのは、「よりよく生きたい」という人間の欲求でした。その欲求が宿るのは、私たちの頭蓋骨の中にある脳です。つまり、脳こそが人類史の震源地だったのです。

脳は人類の社会制度をつくり、農業や鉱工業を発展させてきました。しかし、脳が築いてきた現代物質文明が限界を迎えている今、私たちは脳をしっかりと理解する必要があります。脳を理解することによって、物質文明に替わる新しい時代への転換が可能になります。新しい時代とは、すべての人が幸せで平和に暮らせる精神文明時代です。新しい時代の幕開けには、全人類が共感できる哲学が不可欠であり、それが脳哲学なのです。

脳哲学とは、脳科学の理論に基づいて、脳の価値に気づき、脳を活用するための哲学です。一人ひとりが「私は誰なのか」「どのように生きるべきなのか」という究極的な問いに対して自ら答えを用意し、実践できるようになる。それが、脳哲学の目的です。

脳哲学を理解し、実践できる人は、弘益(ホンイク)の精神の持ち主です。弘益とは私欲を捨てて、広く社会や他者のために尽くすことです。

脳哲学と脳教育によって、脳の感覚、そして健康を取り戻し、さらには良心を取り戻す。それによって、人間性が喪失された時代から抜け出し、新しい希望の時代へと進むことができるのです。

「脳の活用 VS 脳の使用」~李承憲氏の教育哲学


韓国のソウル教育大学で5月11日、世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏を招いての特別講演会「脳がわかれば幸せが見えてくる」が行われました。李承憲氏は、明日の教育界を担う若者ら300人を前に、自らの教育哲学を語りました。発言要旨をご紹介します。

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あなたは脳を使用していますか、それとも脳を活用していますか?

「使用」と「活用」は、一見似ているようですが、実際には大きな違いがあります。

その違いが分かっただけででも、あなたの運命が変わるかも知れません。

その違いを一言でいえば、「脳を使用する人は、幸せを探し回る。そして、脳を活用する人は、幸せを創り出す」ということです。

脳の活用とは、自分の「生きる目的」のために脳を使うことです。生きる目的が脳に刻まれ、その達成のために脳が活動している状態です。

脳を使用から活用に変えること、それが、教育の役割であり、教育の基本哲学です。

教育とは「大人」を育てることです。大人とは、体が大きい人ではなく、魂が大きい人のことです。韓国流にいえば「弘益人間」。つまり、「広く世のために生きる人」が、大人なのです。

1980年、私は自らの悟りを伝えるために、毎朝公園で人々と対話するようになりました。当時30代の働き盛りで、市の保健所の臨時職員として妻子を養っていました。周囲は「イ・スンホンは気でもふれたか」と言いましたが、根気よく続けました。

私が今日の地位を築けたのは、脳を活用したからです。「私と社会と人類を救う」という目的のために、脳を最大限に活用したのです。

私の願いは、脳教育を通じて、弘益精神に満ちた世界を作ることです。その実現に向けた第一歩は、やはり脳の活用から始まると思っています。

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脳トレーニングが目指す「完成」とは~李承憲氏


脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、世界各地で脳トレーニングを指導するにあたって、「実践」の大切さを説いています。一つ一つの行動を選択し、自らの責任を最後まで果たすこと。それが、人間として完成された姿だといいます。

スピリチュアルな成長を追い求めてトレーニングに励む人たちの多くが、その目的は悟りにあると考えています。しかし、李承憲氏の著書『息する平和学』によると、悟りは出発点であって目的地ではありません。

李承憲氏によると、悟りとは、すでに自分自身が持っているものを持っていると認めることです。自分の真の姿をそのまま受け入れることです。だから、悟り自体は、到達すべきゴールではないのです。

大切なのは、悟りの後です。自分の真の姿を知っているだけではなく、真の自分を実践することが重要だと、李承憲氏は言います。「分かっている」のと、「行動する」のは別次元。自分の中に見つけた真実を受け入れ、その真実に忠実に生きることを選択する。そのうえで、その選択に対して最後まで責任を全うする。それが、私たちの完成であり、脳トレーニングが目指す姿です。

ところが、多くの人は、責任を負うことを重荷と感じてしまいます。真実に目をつぶり、気づかないふりをするのです。

自分の中に良心があることを正直に認めましょう。その良心に基づいて誠実に行動しましょう。李承憲氏は、そう呼びかけています。脳トレーニングでは、神秘的な知識や修行は必要ありません。必要なのは、正直さと責任感なのです。

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