李承憲氏の脳教育で、脳の奥にある「純粋な生命エネルギー」に出会う

「あのとき、こうすれば良かったのに」と後悔することがよくありませんか?脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏によると、後悔は脳を萎縮させます。いつも後悔するクセのある人の脳を映像で見てみると、情緒や記憶をつかさどる「扁桃体」が著しく縮んでいることが確認できるといいます。

扁桃体は、感情的な記憶をつかさどる器官です。苦しみ、喜び、悲しみといった感情と関連した記憶は、すべて扁桃体で管理されています。だから、扁桃体に蓄積されている否定的な感情を浄化し、記憶の属性を変えることができれば、人生を大きく変えられると、李承憲氏は言います。

脳教育の目的の一つは、自分の脳をコントロールし、感情や思考、健康を管理できるようになることです。否定的な想念にとらわれがちな思考のチャンネルを、ポジディブな方向へ転換するのです。

「過去」にとらわれた脳を脳教育によって浄化することで、脳の中にある根源的なエネルギーが引き出されます。李承憲氏によると、そのエネルギーは、思考や感情、ネガティブな情報に汚染されていない「純粋な生命エネルギー」です。

李承憲氏は「後悔、執着、憎悪、不安、差恥心、罪悪感、被害者意識、貧欲。これらは、脳に死をもたらす」と言います。「過ぎ去った過去は、過去に過ぎない。過去はより良い選択をするための参考資料として活用できればそれで充分」なのです。

一指 李承憲著『脳波振動』より

マグネティック瞑想が起こす「エネルギーの変化」が、人生を変える

30年以上にわたり、世界各地で瞑想の指導にあたってきた脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏。その李承憲氏が提唱する新しい瞑想法が「マグネティック瞑想」です。だれでも簡単に深い瞑想状態に入れるのがその特徴で、エネルギーのバランスを効率よく整えることができます。

李承憲氏は「私たちが経験するあらゆる肉体的、精神的な問題は、エネルギーのアンバランスに由来する」と言います。李承憲氏の言う「エネルギー」とは、宇宙の万物の構成物であり、動物も植物も、そして地球や宇宙の惑星も、すべてエネルギーから成っています。エネルギーの調和がとれているとき、人間も地球も健全な状態を保つことができます。逆にエネルギーの調和が乱れると、健康や平和が崩れやすくなります。

私たち一人一人が、このエネルギーをしっかりと感じることができれば、心身の健康も地球環境も、より豊かなものになるはずです。エネルギーを感じるための瞑想、それが李承憲氏の提唱するマグネティック瞑想です。

マグネティック瞑想で深い集中を得ることで、「エネルギーが変化し、エネルギーが変わることで、まるでドミノのように体と心が変わる。そして、その変化は生活全般に広がり、結局あなたの人生を変える」(李承憲氏)といいます。「エネルギーの変化」は、人生、そして地球規模の大きな変化を生む誘い水となり得るのです。

一指 李承憲著『マグネティック・メディテーション』より

脳の力で「物質」と「精神」をつなげる李承憲氏の哲学

世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の哲学の基本の一つが、「物質」と「精神」を分離して考えるのでなく、互いをよりよく統合させる視点です。李承憲氏は「精神と物質は互いに対極にある価値ではなく、完全にかみ合って動いている」と言います。

「幸せ」や「平和」は目に見えない抽象的概念だと思われがちですが、李承憲氏によると、幸福や平和は物質的、科学的な作用を通じて作られるものです。体や脳で起こる物理化学的な作用の中で、健康な状態、幸せや平和の意識が生まれるのです。

物質と精神の深いつながりを端的に示すのが、私たちの「体温」です。東洋医学には、「水昇火降」(すいしょうかこう)という考え方があります。これは、頭が涼しくなり、下半身がぽかぽかと温かくなる状態のことで、健康に生きるための基本だと考えられています。

しかし、ストレスがたまったりすると、この水昇火降の状態が崩れます。頭に熱がたまり、下半身が冷たくなります。そうなると、不眠、うつなどメンタルな不調を招きやすくなります。体温という物理的な状態が「心」という抽象的なものに大きな作用を与える例です。

李承憲氏によると、私たちの脳の中では「物質の作用で精神が作られ、精神の作用で物質が作られる」という現象が常に起こっています。だからこそ、脳を目覚めさせることで、「物質」と「精神」の価値を一つに集約することができると、李承憲氏は言います。それが、脳哲学を実践するうえで重要なテーマの一つとなります。

一指 李承憲著『脳哲学』より

李承憲氏の脳教育で学ぶ「BOSの三大法則」~その3:常に目覚めている

脳の制御システム「BOS」を作動させるための「三大法則」の3つ目は、「常に目覚めている」ことです。李承憲(イ・スンホン)氏の脳教育プログラムでは、思考や意識、習慣を変えることで、脳を常に目覚めた状態にします。

私たちは緊急時、自分にとって重要なことが差し迫ってきたとき、我を忘れて慌ててしまうことがあります。そして、「こんなときにどうして目覚めていることができますか?」と言います。しかし、そんな状況でも気をしっかり持つことが本当に目覚めているということなのです。

それは、脳が観念や習慣、感情にとらわれない状態です。李承憲氏によると、私たちの脳は「汚染されやすい」という特徴を持っています。固定観念や古くからある習慣、一時的な感情に左右され、脳自身が持っている無限の力の存在を忘れてしまうのです。

たとえば、何かを成し遂げたいという夢を抱いても、時間がたつにつれて「自分にはムリだ」「ハードルが高すぎる」といった考えが頭をもたげ、あきらめムードにひたってしまいます。

しかし、脳が目覚めていれば、そうした悲観論や常識論は吹き飛ばせます。自分の可能性に対する確信を堅持し、新たな才能の開発へとつなげることができます。それが、BOSがしっかりと働いている状態です。

BOSを機能させるためには、思い通りにならないことがあっても環境や他人のせいにしないことが大切です。常に脳を信じることで、脳は本来の力を発揮し続けることができます。李承憲氏の脳教育プログラムで、BOSを稼働させ、脳のスイッチをONにしましょう!

一指 李承憲著『BOS 脳の偉大な革命』より

李承憲氏の脳教育で学ぶ「BOSの三大法則」~その2:グッドニュースがグッドブレインを作る

李承憲氏の脳教育プログラムで学ぶことができる「BOS」(ブレイン・オペレーティング・システム)。自分の脳のBOSを動かすための「三大法則」の2つ目は、「グッドニュースがグッドブレインを作る」です。

脳を活性化させるためには、自分の脳にポジティブなメッセージを送ることが大切です。脳は良いポジティブなニュースを与えられると、喜びます。「私はできる。私はできる」と言い聞かせることで、脳は働き者になり、願望を実現できるグッドブレインになります。

人間の脳はもともとクリエイティブで創造的です。しかし、脳は否定的なメッセージ(バッドニュース)を受け取ると萎縮して、本来の力を発揮できなくなります。反対に、「私にできないことはない!」というグッドニュースを送れば、脳はそれを信じ、フルに活動してくれます。脳を信じれば、どんなことも乗り越えることができるのです。

困難が続いたときでも、「なぜ私だけいつもこうなんだろう」と悲観的に考えるのでなく、「良い出来事に遭うための一つのステップだ」と考えます。それが、脳へのポジティブなメッセージとなり、脳活性化につながります。

人間の肉体は、人によって2~3倍くらいの力の差しかありません。しかし、脳は、底力を発揮すれば数百倍、数千倍もの差をつけることができます。李承憲氏の脳教育は、BOSを作動させることで、脳の中にある数千倍もの力を引き出していくのです。

一指 李承憲著『BOS 脳の偉大な革命』より

李承憲氏の脳教育で学ぶ「BOSの三大法則」その1:選択すれば成し遂げられる

世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳教育のキーとなるのが、「BOS(ボス)」という考え方です。BOSとは、ブレイン・オペレーティング・システムの略で、自らの脳を制御するための脳内プログラムのことです。BOSをしっかりと機能させることができれば、脳を自在にコントロールし、脳の潜在能力をいかんなく発揮することができます。

私たちはみんな生まれつき脳を持っています。しかし、脳の「使い方」や「運営のし方」を学ぶ機会はほとんどありません。このため、多くの人が、せっかくの脳を十分に生かし切れずにいます。それどころか、脳の使い道を誤り、犯罪や戦争といった破壊的なことに脳力を使ってしまうことも多々あります。

李承憲氏によると、脳を使いこなすには、BOSを作動させる必要があります。BOSはだれの脳にも生まれつき備わっています。その使い方を学ぶのが、脳教育です。李承憲氏の脳教育では、BOSを作動させるための「3つの法則」を提唱しています。

<BOSの三大法則>
BOS法則1 選択すれば、成し遂げられる
BOS法則2 グッドニュースがグッドブレインを作る
BOS法則3 常に目覚めていてください

☆   ☆   ☆

BOSの三大法則の1つ目は、「選択すれば、成し遂げられる」ということです。すべての成功と失敗の原因はとても簡単です。それを選択したのか、しなかったのかのどちらかなのです。選択すれば可能になります。

しかし人は、健康になりたいと言いながらタバコを吸っていたり、幸せになりたいと言いながら人にぞんざいな言葉を言ったりします。「健康になりたい」と思ったら「タバコをやめる」こと。「幸せになりたい」と思ったら「人に親切にする」こと。それが選択です。

さらに、脳に与える「情報」を選択することも重要です。脳に否定的な情報をインプットするのでなく、肯定的な情報を入れることで、脳は幸せホルモンで満たされ、より大きな力を発揮することができます。

「私はこれを成し遂げる!」といったような力強い情報を選択し、脳に送り続けることで、脳はそれに反応し、BOSのプログラムが稼働し始めます。

一指 李承憲著『BOS 脳の偉大な革命』より

李承憲氏の脳教育で、感情に踊らされている「仮の自分」(仮我)を捨てる

人間の特徴として、よく「理性」と「感情」が挙げられますが、人間をより強く支配しているのは、理性でなく感情です。世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、「ほとんどの人は感情に引きずられ、感情の奴隷のように生きている」と言います。感情をコントロールできない人は、自分の人生もコントロールできなくなり、他人を意識して生きていかざるを得なくなる。その状態から抜け出すのが、脳教育です。

李承憲氏によると、感情は瞬間的に発生するのでなく、過去に経験したものが脳裏に刻まれ、それが再発する場合が多いといいます。たとえば、幼いころに人前で歌を歌って恥をかいた人は、大人になってからも他人の前で歌うのを嫌います。過去の苦い記憶が、意識を支配しているのです。

しかし、こうした意識に支配されている自分は、ほんとうの自分(真我)ではなく、偽りの自分(仮我)です。仮我とは、過去の記憶によって脳が傷つけられ、感情に流されている状態です。身についてしまった羞恥心や恐怖心、利己心も、仮我です。それに対して、生命の根源から授かった純粋な愛が真我です。

李承憲氏の脳教育では、古い感情の根源を掘り下げ、意識から取り除いていきます。自分を苦しめている内的な問題が、過去に経験した感情の傷から始まったことを自覚したうえで、自分が知っている自分は真の姿ではなく、幻のような感情の影にすぎないことを認める。それと同時に、宇宙のエネルギーを受け入れることで、真我を見つける。それが、脳教育の目的です。

脳の主となるための価値基準は「地球」~李承憲氏の脳教育

世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は「どんな情報も私たちの脳の主(あるじ)にはなりえない。脳の主は、ほかならぬ私たちの魂だ」と言います。

李承憲氏によると、私たち人間は、生まれてから多くの時間を「自分の脳の主ではない状態」で過ごします。たとえば、乳幼児のころは母親と父親が脳の主となり、学校に通い始めると先生が脳の主となります。教会に通えば牧師さん、お寺へ行けばお坊さんの脳になります。民族や国家などの特定の集団の価値観も、私たちの脳を支配しています。このため、私たちの脳内にある情報は、自らが入力したものよりも、外部の影響で入力された情報のほうがはるかに多くなります。

李承憲氏の脳教育は、外部の組織に脳を操られるのをやめて、自らの主権を回復することを目指します。あらゆる人が自分の脳を取り戻して脳の主となり、その脳をうまく活用することで、魂を成長させるのです。

脳の主権を取り戻すには、価値基準が必要です。その基準とは、ほかならぬ「地球」です。脳に入ってきた情報が、地球にとってプラスかマイナスか。それによって、受け入れる情報と捨てる情報を振り分けます。

李承憲氏は、地球の平和に役立つ情報をたくさん持っている脳を「パワー・ブレイン」、地球にとって破壊的な情報をたくさん持っている脳を「ダーク・ブレイン」と呼んでいます。破壊的な情報を平和的な情報に差し替えてダーク・ブレインをパワー・ブレインに換える方法が、脳教育です。

一指 李承憲著『セドナの夢』より

李承憲氏の本で紹介されている「感情の創造」とは

脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、これまで出版した多くの本の中で、「感情を創造する」ことの大切さを説いています。

感情のコントロールは、人間にとって永遠のテーマです。感情が思いどおりにならないことが、多くの悩みの根源だといっても過言ではありません。「なぜか不安な気持ちが止まらない」「こんなことで怒ってはいけないのに、また怒ってしまった」。そんな経験はだれもがあるはずです。

李承憲氏によると、私たちが感情を思い通りにできない理由は、脳がお決まりの習慣を身につけてしまっているからです。脳の反応には一定のパターンがあり、育った環境や文化などによってそのパターンが決まります。そのパターンは、往々にして否定的な感情をもたらす場合が多いです。

否定的な感情を引き起こす習慣を変えない限り、自分の感情をコントロールすることは難しいです。李承憲氏は、古い習慣を変えるためには、新しい習慣をつくることが大切だといいます。肯定的な感情をつくりだしていくうちに、それが習慣となります。これが、李承憲氏の本で紹介されている「感情の創造」です。

感情は無くせる反応ではありません。だから、「自分の感情を無条件に抑圧したり、無視することは、意味がないばかりでなく、体を傷つけたりする恐れもある」と李承憲氏は言います。抑制するのでなく、新しいものを生み出すほうが、健全なのです。

脳は絶えず変化できるよう設計されています。脳教育で新しい習慣を創造しましょう。

李承憲氏の脳教育で、空想上の「フタ」を取り除こう

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳教育は、情報の「選択」を効率的に行うために創案されたプログラムです。脳教育のトレーニングを実践することで、情報を主体的に選択し、活用する個人になることができます。

蚕(かいこ)をガラスの瓶(びん)に入れてフタを閉じると、数分間後は瓶の中で飛び上がって外に出ようとします。しかし、フタに何度もぶつかるうちに、飛び上がらなくなります。フタをとっても、瓶から出ません。フタがあると思い込んで、あきらめてしまうのです。

人間にも「あきらめた蚕」と同じような習性があります。頭の中で「空想のフタ」を作り上げて、今の状況に安住してしまうのです。

人間は、数えきれないほどの情報の切れ端が集まってできた集合体です。遺伝や経験によって得た情報が、今のあなたを形成しています。

しかし、人間が持つ情報には、とかくネガティブなものが多いです。否定的な情報を何の疑問も持たずに受け入れることで、自分に対しても否定的な考えを持つようになります。「自分にはできない」。そんな思い込みが、まさに「空想のフタ」を作ります。自らの能力に限界を設けてしまうのです。

李承憲氏は、「自分を構成する情報は、自分自身で選択し、変えることができる」と言います。私たちは情報の主人です。自分が情報の主体になるという決意をし、それを行動に移すことができれば、私たちは雑多な情報から自由になれます。そのための力を養うのが、脳教育なのです。

一指 李承憲著『悟りの哲学』より