「脳の活用 VS 脳の使用」~李承憲氏の教育哲学


韓国のソウル教育大学で5月11日、世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏を招いての特別講演会「脳がわかれば幸せが見えてくる」が行われました。李承憲氏は、明日の教育界を担う若者ら300人を前に、自らの教育哲学を語りました。発言要旨をご紹介します。

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あなたは脳を使用していますか、それとも脳を活用していますか?

「使用」と「活用」は、一見似ているようですが、実際には大きな違いがあります。

その違いが分かっただけででも、あなたの運命が変わるかも知れません。

その違いを一言でいえば、「脳を使用する人は、幸せを探し回る。そして、脳を活用する人は、幸せを創り出す」ということです。

脳の活用とは、自分の「生きる目的」のために脳を使うことです。生きる目的が脳に刻まれ、その達成のために脳が活動している状態です。

脳を使用から活用に変えること、それが、教育の役割であり、教育の基本哲学です。

教育とは「大人」を育てることです。大人とは、体が大きい人ではなく、魂が大きい人のことです。韓国流にいえば「弘益人間」。つまり、「広く世のために生きる人」が、大人なのです。

1980年、私は自らの悟りを伝えるために、毎朝公園で人々と対話するようになりました。当時30代の働き盛りで、市の保健所の臨時職員として妻子を養っていました。周囲は「イ・スンホンは気でもふれたか」と言いましたが、根気よく続けました。

私が今日の地位を築けたのは、脳を活用したからです。「私と社会と人類を救う」という目的のために、脳を最大限に活用したのです。

私の願いは、脳教育を通じて、弘益精神に満ちた世界を作ることです。その実現に向けた第一歩は、やはり脳の活用から始まると思っています。

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