一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学―「脳呼吸」で人生は変わる』ビジネス社、2006年発行、5ページより引用
「私の体は私ではなく私のものである」
「私の心は私ではなく私のものである」
この二つの文こそ、自分自身をどんな観点で見るべきか、明らかにする言葉である。私たちは体と心を持って生まれ出て、体と心が自分だと堅く信じて生きてきた。この体と心が魂の成長のためのしばしの借り物であるなら、本当の私は誰だというのだろうか。
本当の「私」とは、私たちの内側にある純粋な魂の炎、他ならぬ「神性」である。すべての人にとって、人生の本当の目的はこの神性を悟ることにある。私たちは悟るために、人間の体と心を借りてこの地球に生まれたのである。