~一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『脳がわかると幸せが見える』から要約~
脳教育では「情報の選択」を学ぶことができます。その情報の中には、神という概念も含まれます。世の中には、多くの神がいます。神がたくさんいるのは、人間の知らない事がそれほど多いということです。雨や雷、海の実態やメカニズムが分からなかった時代、人間はそこに神がいると考えました。
しかし、雨が降る法則、雷が鳴る法則、波が立つ法則を知るようになると、そのような現象に神の名をつけなくなりました。つまり、実態が分からない時は神で、分かれば法則になります。人間が宇宙の実状をすべて悟れば、すべての神が法則に変わるでしょう。
脳教育では、神という概念も、一つの情報としてとらえることができます。たとえば、鬼神という神は、脳教育の観点からみると、「悪い情報」です。鬼神は、ねたみ、嫉妬、怒りといった感情をもたらします。自分が何かをやろうとすると邪魔をします。
鬼神は常に人間のスキを狙って、中に入り込もうとします。何かをあきらめようと思った瞬間、侵入してきます。自暴自棄の状態が続くと、鬼神が脳の主人として居座ってしまいます。そんなときは、早く鬼神を追放して、脳の主人の地位を取り戻して下さい。鬼神を追い出すということは、悪い情報をなくす事です。脳教育がそのための手段を教えてくれます。
そしてもう一度、堂々とした主人の姿で、別の情報を選択して下さい。強い意志があれば、もう鬼神は戻って来ません。