現代社会は、競争社会でもあり、相互不信の社会と言われています。
そのことに疲れ、もっと安らいだ生活を求める人が増えています。
競争や争いを続けていては満たされないことを悟り、
私たちひとりひとりが周囲との調和を求めているなら、
これまでよりも調和に満ちた社会に変えていくこともできるはずです。
李承憲氏が、今私たちが何を悟り、何を求めているのかについて
次のように説明しています。
「この欲求は、物質的次元からではなく、私たちの魂の根源から湧き出てくるものである。
魂の深いところから湧き出るその欲望は、本能よりももっと深いところに隠されている。
その欲求は、調和と愛に根をおろし、あらゆるものと一つにつながりたいという望みである」
李承憲氏の言葉にあるように、私たちは本来、調和や愛を求めています。
協力して調和に満ちた社会をつくっていくことも可能なのです。
一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学』 ビジネス社、
2006年発行、88ページより引用