「魂」から「感情」を分離することが大切です。
感情は魂ではありません。感情と魂は根本から違います。感情は肉体に根ざしています。肉体があるから感情が生まれます。これに対して、魂は神性に根ざしています。
私たちは感情に動かされています。1日に何度も感情の波が押し寄せ、悲しんでは喜び、泣いては笑いながら極端な感情を行ったり来たりします。肉体の欲求と状態によって、感情は刻々と変わります。それはまるで流れる雲のようで、ひとつの感情が過ぎればまた別の感情がやってきます。感情に振り回されていると、魂の声が聞こえなくなります。
感情をよく理解するためのひとつの方法として、人体のエネルギーシステムであるチャクラがあります。チャクラとは身体にある7つのエネルギーセンターです。
感情は第1、第2、第3チャクラから起こる「欲求」と密接につながっています。例えば、恋愛感情は第1チャクラの安全の欲求、第2チャクラの性欲、第3チャクラの「認められたい欲求」などが組み合わさって起こります。
このような欲求が満たされれば、愛という感情に包まれますが、満たされないときは、否定的な感情が込み上げてきます。悲しみ、寂しさ、ときには嫉妬や憎しみ、怒りの感情が生まれます。
私たちは、これらの感情が自分の魂だと錯覚しがちです。この錯覚が、誤解と執着心を生みます。感情と魂が別のものであることを肝に銘じましょう。