今こそ、脳を宝箱にしよう

脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は「脳をこれ以上ブラックボックスに放っておかずに、トレジャーボックス(宝箱)にすべきだ」と言います。

脳のブラックボックス化とは、人間が脳をどう使えばいいのか分からず、平和や幸福が実現できない状態です。一方、脳のトレジャーボックス化とは、文字通り、脳を「宝箱」として活用できることです。

李承憲氏は著書『脳がわかると幸せが見える』でこう語っています。
「宝箱の中にはあなたが探していた価値あるものがきっと入っているはずです。なぜなら、実はそれがあなたを探しだすように信号を送り続けていたからです。幸せを願うなら、幸せを築く方法を脳の中の宝箱で発見できます」

つまり、脳という宝箱は、あなたに開けてもらえる日を心待ちにしており、あなたがその気になれば、いつでも「宝」を差し出すことができるのです。

こうした脳の存在に気づき、活用するのが脳教育です。脳教育のプログラムによって、自分の考え方は生まれつきの性格からくるものだから仕方がないという考え方が変わり、成長できるのだと自信を回復できます。

どうしようもないと思うのも自分だし、成長できると信じるのも自分です。李承憲氏によれば、いずれも脳の一つの側面です。だからこそ、脳の使い方を知ることが大切なのです。脳の活用にこそ、個々人の人生がかかっており、ひいては私たち皆の未来がかかっています。