脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、「脳の感覚の世界」には終わりがないと言います。私たちの脳には、日常の感覚である五感を超え、六感以上の次元があり、無限の可能性をひめています。
李承憲氏によると、こうした脳の感覚を開発するには、気感が必要です。気感とは、気エネルギーを感じる力です。気感はだれしもが持ち得るもので、赤ん坊のように全身の緊張をほぐし、体に集中さえすればエネルギーの流れに乗り、それが気感へとつながっていきます。
研ぎ澄まされた気感で気エネルギーを感じると、体に活力が満ちてきます。エネルギーの流れに乗ることで脳波が良好な状態で安定し、意識が明るくなり、体の感覚が回復し、心身ともに健康的になれます。
気感を目覚めさせるのは、呼吸を通じて体に集中する「止感トレーニング」が効果的です。止感トレーニングで外部から入ってくる感覚刺激を止めることで、体と脳の感覚に集中できるようになります。
もう一つ、効果的な方法が、「振動トレーニング」です。頭の先からつま先まで全身の細胞が自ら振動しながら強い気的作用を誘発することで、生命のリズムが蘇り、詰まっている気エネルギーがスムーズに流れるようになります。その結果、血液とエネルギーの循環が良くなります。
止感や振動などのトレーニングを行うことで、気エネルギーと一体となり、深い気的体験を味わうことができるようになります。