脳科学の理論に基づいて脳の活用を図る「脳哲学」。その第一人者である一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳哲学論の核心の一つといえるのが、「ライフ・パーティクル(生命電子)」です。
李承憲氏によると、ライフ・パーティクルとは物質の最小単位であり、万物の根源です。東洋医学などの世界では、長らく「気」として説明されてきました。
気エネルギーは、数千年前から様々な形でその重要性が伝えられてきました。東洋医学でも、気の流れを整えることが、健康につながるとされています。西洋近代科学では、気の存在を立証することは難しいとされてきましたが、量子物理学や脳科学の発達により、気などの目に見えない“意識の力”が、物質を変えうることが分かってきました。
この流れのなかで生まれたのが、「心気血精」(しんきけっせい)の理論です。心気血精とは、心の行くところに気が集まり、気が集まれば生命力(血)が動き、血が生き生きと動けば目に見える物質的な現象(精)が現れるという考え方です。
李承憲氏が提唱する「ライフ・パーティクル」は、心気血精を実践するためのカギとなる存在であり、気エネルギーの源とも言えるものです。李承憲氏によると、ライフ・パーティクルは誰もが意識の力によって動かすことができます。ライフ・パーティクルの存在を意識し、働きかけることによって、より簡単に脳哲学を実践することができます。
「万物と通じようとする崇高な心でライフ・パーティクルを活用するとき、その愛の波長が世の中を変える」と李承憲氏は言います。ライフ・パーティクルを通じて、世界の人たちの心が通じ合えば、真の平和も訪れるのです。
一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『脳哲学』より