世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳教育のキーとなるのが、「BOS(ボス)」という考え方です。BOSとは、ブレイン・オペレーティング・システムの略で、自らの脳を制御するための脳内プログラムのことです。BOSをしっかりと機能させることができれば、脳を自在にコントロールし、脳の潜在能力をいかんなく発揮することができます。
私たちはみんな生まれつき脳を持っています。しかし、脳の「使い方」や「運営のし方」を学ぶ機会はほとんどありません。このため、多くの人が、せっかくの脳を十分に生かし切れずにいます。それどころか、脳の使い道を誤り、犯罪や戦争といった破壊的なことに脳力を使ってしまうことも多々あります。
李承憲氏によると、脳を使いこなすには、BOSを作動させる必要があります。BOSはだれの脳にも生まれつき備わっています。その使い方を学ぶのが、脳教育です。李承憲氏の脳教育では、BOSを作動させるための「3つの法則」を提唱しています。
<BOSの三大法則>
BOS法則1 選択すれば、成し遂げられる
BOS法則2 グッドニュースがグッドブレインを作る
BOS法則3 常に目覚めていてください
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BOSの三大法則の1つ目は、「選択すれば、成し遂げられる」ということです。すべての成功と失敗の原因はとても簡単です。それを選択したのか、しなかったのかのどちらかなのです。選択すれば可能になります。
しかし人は、健康になりたいと言いながらタバコを吸っていたり、幸せになりたいと言いながら人にぞんざいな言葉を言ったりします。「健康になりたい」と思ったら「タバコをやめる」こと。「幸せになりたい」と思ったら「人に親切にする」こと。それが選択です。
さらに、脳に与える「情報」を選択することも重要です。脳に否定的な情報をインプットするのでなく、肯定的な情報を入れることで、脳は幸せホルモンで満たされ、より大きな力を発揮することができます。
「私はこれを成し遂げる!」といったような力強い情報を選択し、脳に送り続けることで、脳はそれに反応し、BOSのプログラムが稼働し始めます。
一指 李承憲著『BOS 脳の偉大な革命』より