一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳教育の5段階の最後のステップが、「自分の脳の主(あるじ)になること」です。脳の主人になることで、自らの脳を100%活用することができます。
李承憲氏は、「脳の主人は自分であって、脳から生まれる考えや感情、情報、記憶、そして肉体も、すべて主人のための『道具』に過ぎない」と言います。これらの道具を使いこなして、自分の夢を実現する。それが脳教育の目的です。
脳の主人になるうえで不可欠なのは、「運命とは、自ら創造するものだ」という自覚です。私たちの脳に備わっている無限の創造力。その可能性を信じること。そして、その創造力で自らの運命を切り開いていくこと。そのための意識が目覚めることで、素晴らしい創造力を発揮することができます。
李承憲氏は「望んだことをしようと選択しておいても、無意識のうちにその選択に抵抗する自分と、その障害を克服しようとする自分が同時に存在し、私たちはその矛盾の中でときどき放棄することを選択してしまう」と指摘します。しかし、脳教育を通じて脳の主となることで、自分が本当の望みを選ぶことができるのです。
脳教育の最終段階では、生産的・創造的・平和的な情報を生産して、常に実践する習慣を作り出すことができます。「弘益精神」に基づいて、世の中全体の幸福に貢献することができる。それが、「脳の主」のほんとうの姿です。