情報を送り届けるツールが年々便利になっています。
新しい情報ツールが出たときは使いこなせるようになることも大事ですが、
もうひとつ大事なことがあります。
そのツールや、それを通じて届けられる情報に支配されないことです。
情報の洪水に押し流されず、情報を選択することが大事です。
しかしこれは決して難しいことではありません。
情報の扱い方を悟り、的確に処理する能力を身につけることは誰でもできるのです。
李承憲氏が情報について次のように語っています。
「膨大な情報の海で生きていく現代人は、今までのどんな時代よりも多様な情報を処理し、
判断する能力を要求されている。しかし、最も信頼でき、
価値のある情報は、直接『体』で体験して得た情報なのである」
李承憲氏も語っていますが、自身の経験を通して得た情報に勝る情報はありません。
そのことを悟り、毎日飛び込んでくる情報に対してどう接するべきかを悟れば、
これからの時代でも迷わずに生きて行くことができます。
一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学』 講談社、2006年発行、95ページより引用