癒しや安らぎを求める風潮が強まって、すでにかなりの年数が経ちました。
現代型のライフスタイルを続けていることで、
現代人の身体と心はストレスの影響を受けやすくなっているため、
リラックスしたい人々が増えています。
それを実現できる方法があります。
年齢や性別に関係なく、誰でも行える瞑想法です。
瞑想というと、難しく考える人もいるようですが、
歩くだけなら難しいものではありません。
歩くことで、脳に適度な刺激を与えることができ、
足元を通して自然の生命力を感じとることができるのです。
李承憲氏が、歩く瞑想法について説明しています。
「すべての神経を足に集中します。集中し歩いている間、
おのずから雑念のない状態に留まることができます。
靴を履いて歩くときも、足の裏にじっと集中してみると、
土の感触が伝わってきます。
靴底を貫き伝わってくる土の感触は、羽毛や柔らかい布のようであり、
優しさと同時に強い生命力が伝わってきます」
李承憲氏が教えてくれる通りに、歩く瞑想を実践して
土から生命力を受け取りましょう。
一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『ジャンセンウォーキング』
講談社、2008年発行、139ページより引用