一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、人生とは「あなたが選んだその夢を最後まで推し進めることだ」と言います。夢のために自分自身を果敢に投げだす。それが、真に価値ある人生です。
李承憲氏によると、人生とは決まりきった枠組みの中で生き延びることではありません。自らの本性の声に従い、オリジナルなものにすることが、人生の価値です。そのために必須なのが夢です。夢があることで、人生も創造的になります。
だから、まずは夢を見つけることが大事です。自分の情熱を注ぎこめるような夢です。李承憲氏は、自分の「本性」の声に耳を傾けることで、ほんとうの夢に出会うことができると言います。そして、「崇高で偉大な思い」を抱き続け、それを信じることが夢の実現につながります。
そもそも人間は、時間と空間の中にほんの少しのあいだ現れては消えゆく存在です。「一人の人間が生きて死ぬこととハエの一匹が生きて死ぬことは、宇宙的な観点から眺めれば、まったく重みの違わぬ事件」(李承憲著『セドナ・メッセージ』)なのです。
だからといって、人間が虚しい存在というわけでは決してありません。「私たちはある日、この人生を、だれとも知らぬ存在から贈られている。その贈り物を受け取る際、私たちはそれをすべて自分だけのオリジナルでつくれる、限りない選択の自由も一緒に贈られた」からです。
私たちは人生の意味を自分でつくることができます。夢に向かって生き、自ら選択したとおりに生きていけるのです。