李承憲氏の脳教育で「3層の脳」を統合させよう

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏が提唱する脳教育は、脳を統合することで、人間ならではの創造的な力を最大限に発揮することを目指しています。

人間の脳は、「脳幹」「大脳辺縁系(へんえんけい)」「大脳皮質」の三層構造になっています。脳幹は「生命活動」、大脳辺縁系は「感情」、大脳皮質は「思考・判断力」などをつかさどっています。

このうち、人間だけに発達したのが、大脳皮質です。大脳皮質は「人間の脳」とも呼ばれ、道徳や宗教などの規範となる観念が刻み込まれています。大脳皮質は、大脳辺縁系の感情をコントロールする役割を果たします。さらに、脳幹の本能的な欲求が、社会に折り合いがつくものになるように調整を図るのも、大脳皮質の役目です。

とはいえ、大脳辺縁系の感情や脳幹の本能的な欲求をむやみに抑制するだけでは、ストレスがたまり、心が不安定な状態になりやすくなると、李承憲氏は言います。観念に支配されている人が、ときに感情を爆発させたり、情緒不安定になったりするのはこのためです。過度の抑圧は、脳幹の基本的な生命活動にまで障害をもたらす恐れもあります。

李承憲氏の脳教育は、脳の三層のバランスを保ちながら、それぞれが持つ本来の機能を十分に発揮できることを目指しています。脳教育を実践すれば、大脳皮質を持つ人間ならではの「創造する力」を開発されます。大脳辺縁系の感情もムリなくコントロールでき、脳幹が持つ自然治癒力や生命エネルギーもフル活用できるようになります。

脳のすべての機能を統合すること。それが、李承憲氏の脳教育の大事な目的の一つです。3つの脳を統合して、理想的なパワーブレインをつくりましょう。