一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏が説く脳教育の原理の一つ、「引き寄せの法則」を紹介します。
音楽家モーツァルトは「作曲するときは、どこからともなく音楽が聞こえてきた」と語っていました。また、科学者アインシュタインは「法則を発見するとき、私は論理ではなく直感に依存する」と語っていました。歴史に残る天才たちは、何らかのインスピレーションや直観を得て、偉業をなしとげてきたのです。
李承憲氏はこうしたインスピレーションや直観を「宇宙情報」(Universal Database)と呼んでいます。宇宙情報とは、万物のすべての情報を指し、宇宙の中に無限に散在しています。個人と組織の生存、成長、持続の可能性に関する情報などをすべて網羅しています。
李承憲氏によると、私たちが偉業を達成できるか否かは、宇宙情報を引き寄せられるかにかかっているといいます。宇宙情報の引き寄せは、磁石で鉄粉を集めるのと似ています。磁石には磁力があり、汚いホコリがたっぷり積もったところでも、鉄粉だけを引き寄せられます。
人間にも、磁力のような見えないエネルギーがあり、宇宙情報を引き寄せることができます。それを可能にするのは、一人ひとりの考え方です。例えば「私ならできる!」「世界は美しい!」 「毎日感謝している」 といったポジティブな思考で満たされていると、肯定的な宇宙情報をたくさん引き寄せることができます。
さらに、こうした考えを言葉にすると、よりスムーズに宇宙情報を得ることができます。言葉にするだけでなく、行動に移すことができれば、宇宙情報が目覚ましい勢いで集まってきます。その状態を実現させるための手段が、脳教育です。脳教育によって、脳を肯定的で創造的な状態にすることで、考え方も行動も前向きになります。そうすれば、天才並みの引き寄せパワーを手にすることができます。